2015/06/03

RGSM-01

競水近代美術館 Vol.1
某所にあるとある美術館。数々の美術品が並ぶこの美術館、ある特徴がありました。人型の彫刻全てが競泳水着を着ているのです。その理由ははっきりとはしていませんが、競泳水着を着る事によって女性の身体のボディラインが純化され、胸やウエストの美しいカーブが強調される事から、美の追求の結果ではないかと言われています。 そしてもう一つ、この美術館にはまことしやかな噂があるのでした。それは…深夜になると競泳水着を着た彫刻が動き出すというもの。確かに今にも動きそうなリアルな造形で思わず触ろうとする人が後を絶たない為に警備員を常駐させている程ではありますが、本当にそんな事があり得るのでしょうか…。 その鍵は警備員が握っていました。深夜の誰もいない美術館。いるのは見回りをする警備員のみ。その警備員が競泳水着を着た彫刻に手を触れると…、なんとまるで命が宿ったかのようにゆっくりと動き出したのです。優しく柔らかく競水のフォルムを撫でるとそれに反応して動く彫刻。いえ、もはや人となんら変わりのない競水乙女。警備員は思うがままに競水乙女を動かし、自らの欲求を満たします。全てが終わった後、警備員はかけた精子を拭き取り、競水乙女を元の位置に戻すと、それ以降はぴくりとも動かなくなり…。そして、いつも通りの朝が来るのでした―。

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